[ ライアーソフト ]
商品説明
独自の世界感で走り続ける“Liar-soft”が贈る、近未来スチーム&サイバーパンクチックなAVGが登場! 生きる術を求めさすらい、あがく人々の生活感あふれる現実をリアルに綴るストーリーは必見!!
作品情報
あらすじ
――誰かが夢見た世界。
――いつか夢見た世界。
――けれど、こんなにも猥雑で、残酷で、憂いに満ちて、眩しいほどに輝いて――
幻想生物が闊歩し、蒸気機関文明が異形と化した「インガノック」。かつて完全環境都市であったそこは、“復活”と呼ばれる異常現象により、人、木、大空、太陽でさえ、都市の全てを歪ませた。それは10年たった今でも決して癒されることはなく、特に100万を超す人口がいた都市下層は、存在しないハズの異形と奇病、***的な機関技術に満ち溢れていた……。
――弱者絶滅を謳う上層貴族が定めた“死の都市法”を無視し、下層の人々を診療し続ける巡回医師・ギー(主人公)は、10年前に失ったものが何であるかを確かめるように、歩き続ける。両手からこぼれ落ちていく無数の命を見つめながら、昨日も、今日も、明日も……。
そして、運命に導かれるかのように二人に出会う。
一人は、人が忘れた“笑顔”を絶やさぬ黒の少女・キーア。
一人は、万色に変化する“おとぎ話”の鋼の人影・奇械。
二人との出会いは、ギーに新たな物語をもたらし……。
作品概要
ゲームシステム
各章ごとに分岐する物語を追っていく本作では、一章につき一度「クリックシステム」モードが挿入される。
キャラクターたちが並ぶ画面が表示され、それぞれをクリックすると、対応したキャラの「心の声」を知ることができる。
画面ではキャラクターだけでなく、背景に関してもクリック可能で、都市の情報やキャラクター視点から見た現状を知ることができるぞ。
ここでは数回、キャラや背景を選択でき、それによってフラグを立たせないと次の章へと進めず、そのままエンディングとなってしまうので注意。
ただ、前章のストーリーでフラグを立てるヒントは必ず出るので、物語を追っていれば、スムーズに進めるハズだ。
全てのフラグを立たせ、最終章に待ち受けるものは何か? それは自分の目で確かめてほしい。
キャラクター紹介
- ギー
- ―救いを求め、手を差し伸べる男―
下層で巡回医師を生業とする“数式医”。
かつては上層の国立機関大学で一級医師を目指し、
勉強していた医学生だった。
しかし“復活”による現実の崩壊で、
今まで学んだ医療技術と知識の意義を失い、絶望の底に落ちる。
それから10年、彼は新たな知識“数式医”と力“奇械”を得て、
もはや救うことに意味を持たないインガノックで、
今日も誰かに手を差し伸べ続けている。
- キーア(CV:かわしまりの)
- ―人を見つめ、佇み続ける少女―
巡回医師・ギーと行動を共にする少女。
出生は不明だが、下層には慣れていない様子が見て取れる。
自らを救ってくれた彼に対し、
静かに、だが確かな無償の好意を寄せる。
混迷を極める下層にあって、
誰にでも笑顔を向けられる希有な人間。
- アティ(CV:野月まひる)
- ―空を見上げる猫、溜息の女―
明るさに満ちた皮肉屋の猫娘。
しなやかで俊敏な肉体と鋭く尖った爪を持ち、
精神もたくましい。…ように見えるが、本当は……。
以前は、上層で暮らす商家の娘だったが、
“復活”の影響で、異人種「猫虎」が発現してしまい、
上層の正当市民権を失ってしまう。
下層で生き抜くために、身体に数秘機関を埋め込み、
荒事の場に身を置いている。
- ケルカン
- ―救済を理解し、死を望む男―
灰色の服に身を包んだ殺し屋。
死こそがインガノックにおける唯一の救済と囁き、
手にした刃と現象数式で、躊躇いなく人を殺し続けている。
初めは、下層へ降りた処刑執行人であったが、
今では上層下層の区別なく、
自らの判断で、死を振りまいている。
大公爵が定めた“死の都市法”を最も理解し、
実行しているのはまぎれもなく彼であろう。
- ルアハ(CV:青山ゆかり)
- ―人であり続ける、鋼鉄の娘―
“自動人形”と呼ばれる機関人間。
主を失った現在、彼女は一日の大半を停止して過ごし、
内に閉じこもって、失くしたモノを求める日々。
他の人間にはほぼ無反応か、機械的な返答しかしないが、
何故かキーアとは、心が通じ合う様子。
やがて、キーアになつき、言うことを聞くようになるが……。
- イル
- ―人々を見守る、旅の老爺―
深い思慮と知性を持つ傍観者。
都市の外を知っていると思わしき旅人で、
一ヶ所に留まらず、常にどこかを歩いている。
その旅の中で人々を見守り続ける、
彼が思うことはいったいなんなのか?
- レムル・レムル(CV:理多)
- ―都市の狂気に嗤う、御遣いの少年―
恐怖と狂気、そして歓喜と至福に精神を支配された少年。
原初にして最強の“奇械”の所有者。
大公爵が建造した特一級封鎖建築の最奥に閉じ込められており、
生命活動以外のあらゆる活動を封じられている。
彼こそが“復活”の原因そのものだという噂も。
- サレム(CV:歌織)
- 元医学生で、ギーの旧友。
彼と同じく10年前に全てを失った。
絶望の果てに彼女が選んだ道は
「男に寄り添うこと」。
娼婦になった彼女の瞳は、澱んでしまっている。
- くろぎぬの子(CV:歌織)
- 都市下層に迷い込んだ女の子。
何故か、常に髪が濡れている。
ほとんど喋ることがないので、謎に包まれた少女だが、
どうやら、何かの約束を果たすために来たらしい。
- アグネス(CV:松永雪希)&フランシスカ(CV:歌織)
- 情報屋を生業とする双子。
年齢的には間違いなく子供と呼ばれる歳だが、
人生経験はそこらの大人よりずっと豊富。
世離れした感覚を持つ、優秀な情報屋なのだが、
幼い見た目と、おしゃまな口調、生意気な雰囲気が、
情報屋としては足をひっぱっている。
- ドロシー・ウッドストック(CV:松永雪希)
- いつも機関オルガンを弾いている少女。
元は上層の貴族の娘だったが、
“復活”による樹化病に侵されてしまい、
両親に下層へと捨てられた。
上層兵の目から逃れるため、外へ出ることが出来ない彼女は、
心を内へ内へと閉ざしてしまっている。
さらに、活性化する病によって、死も彼女へと近づいてくる。
審査団体
- 倫理協会
- ソフ倫
- 受理番号
- 0004484D
動作環境
- 必須 CPU
- PentiumIII 500MHz
- 推奨 CPU
- PentiumIII 1GHz
- 必須メモリ
- 128MB
- 推奨メモリ
- 256MB(XP:512MB、Vista:1GB)
- 必須解像度
- 800×600