5年前の事故で家族を亡くし、今は母と2人だけで暮らす大学生・椋木悠斗(主人公)。
幼なじみの真央や、後輩の心音、その他多くの仲間たちに囲まれた悠斗は、その生い立ちを感じさせないくらいに明るく暮らしていた。
そんなある日、一人の少女が悠斗を訪ねてやってきた。
彼女の名前はユキといい、5年前に死んだ悠斗の父親に「困ったならば悠斗を頼れ」と言われたことからやってきたのだという。
色々疑問に思うことはあったものの、ひとまずユキと一緒に暮らし始める悠斗。
そして、そんな生活に徐々になじんでいくのであった……。
一方そのころ、街の人目に触れないところでいくつかの事件が起こっていた。
一週間前に起こった地震。それと時を同じくして現れた少女。街に起こる空き巣事件。都市伝説に数えられる幽霊屋敷――。
一見関係のなさそうなこれらの事件が悠斗を巻き込み、やがてそれが5年前の事故の真相へと繋がっていくのだった……。