かつては男子禁制の場だった意之杜学園。
今は一応共学だが、男女比は依然として女子が多く、お嬢様ばかりの学園だ。
学園理事長の息子で、生徒会長を務めている主人公の氷澤和希には、
とある秘密があり、学園はある問題を抱えていた。
それは、理事長である父親が多額の借金をかかえ失踪し、
理事長の仕事は、全て彼が代行することになったのだった。
幼馴染であり副会長の天都沙良は最近、彼の様子がおかしいことをひそかに気にし、
元生徒会長で1学年上の銅襄菜乃花も気にし始めるようになり、生徒会の様子を見に来るように。
そんな折に、海外から留学生グループがやって来る。
やってきたのは、もう一人の幼馴染でありお姫様のアリーゼと、
留学生として選抜された近侍のマジョリーヌ。
元々お嬢様・おぼっちゃま学園なので、謎の外国人の集団に上品に動揺している在校生達。
突然、アリーゼは全校生徒の前で氷澤和希にキスをする。
「あなたに再びお会いできるこの日を、ずっとずっと夢見てきました」
ますます場は混乱。
マジョリーヌは正式に学園の所有権をアリーゼの国に譲渡されたことを説明。
この学園をスタンハール王国との異文化交流の架け橋としていくことを宣言する。
放課後、氷澤和希が帰宅すると、
「おかえりなさい、和希さま」
アリーゼとマジョリーヌに迎えられ、
唖然とする彼だったが莫大な借金のこともあり全て受け入れるしか無かった。
この日から、恋に一途なアリーゼとの同居生活が始まる――。
仲のいい二人に対して心中穏やかじゃない天都沙良と銅襄菜乃花は負けじと徐々に積極的に。
また留学生グループとしてやってきた後輩のベルアージュも巻き込んで、
怒涛の恋の異文化交流が開幕する!!