遙かなる「過去」――
そこに住む全ての者は無限の命を持っていた。
彼らが死ぬのは、生きることに「飽きた」時のみ。
しかし、ある一人の少女が生まれたことで、全ての歯車が狂い始める。
彼女は生まれながらにして、一つの特殊な能力を持っていた。
それは「愛する者全てに死をもたらす」という力。
心優しき彼女は万物に愛を注ぎ、そして万物は死を運命づけられた。
彼女はそんな自分自身を嫌い、そして彼女は不老不死であり続けた。
時は「現在」――
一人の貴族が古代の遺跡で彼女を発見したことにより、再び歯車が狂い始める。
主人公の務めは、徹底的な***。
それも、「従わせる」ためではなく「嫌われる」ための。
彼女の持つ不老不死の肉体は、どんな責め苦をも受け止める。
それを利用して、苦痛を、恐怖を、そして嫌悪を与え続ける。
そして「未来」――
***の果てに彼女がたどりつく運命とは?
そして世界の行く末は?