星継駅年代史
『星継駅擾乱譚』と共通の舞台で描かれる、過去、現在、そして未来の、それぞれの年代のエピソードを物語るヴィジュアルノベル!
過去は永遠に失われず─── 現在は不変であり─── 未来は待ってはいてくれない─── これは『駅』の物語。 かつては星々と星々を繋ぐ中継ステーションであったけれど。 人々はその本来の姿を忘れ去り、ただ大地上の巨大なタアミナルとして認識されている『駅』。 それでも世代は移り変わる。『駅』は歳月のうちにおずおずとその本来の役目を取り戻し、人々はまた星々の世界への道を少しずつ取り戻していく。 数世代に渡って交流が途絶えていた軌道上の『駅』との連絡が復活し、他の惑星との往来も細々とでは蘇りつつある、そんな時代もやがては訪れる。 ただそんな時代にあっても、『駅』は全ての秘密を明かしたわけではなく、訪れる人々と駅の住人によって、また新たな扉は開かれて───
アダルトゲーム界きってのペダンチック・ダンディ(衒学紳士)“raiL-soft”が贈る、妖しくも浪漫の薫りに満ちた意欲作「星継駅」シリーズ。今回は前作『星継駅擾乱譚』と共通の舞台で描かれる、過去、現在、そして未来の、それぞれの年代のエピソードを物語るヴィジュアルノベルだ。 【過去編】 前作『星継駅擾乱譚』より数世代前の時代の話。まだ駅が宇宙港としての記憶を残していた時代の話で、駅の中で宇宙港としてどうにか復活させよう、その機能を残そうと苦闘する人々がいる一方、もうそういう過去は虚しいものとして、封印してしまおうとする人々がいる。大地上から宇宙への道が失われてしまった時代の哀話。 「……だって、淋しいじゃありませんか。星々への航路をお仕舞いにする葬式なんて」 【現在編】 人々の中に駅を宇宙港として蘇らせようとする者達がまた立ち現れる一方、駅の管理局にはそれを圧殺しようとする一派が隠伏しており、あの手この手で宇宙港としての機能を封印しようとしている。駅のステーションチルドレンである少年と瑛は、ある日ひょんなことから、管理局隠蔽派が企てたある陰謀に巻きこまれることになり─── 「ほんとは違うンだ。俺はこんなのを探したかったんじゃない。もっと何か、すげえモノ、良いモノをみっけるつもりで……」 【未来編】 さらに数世代後。人々がある程度星々の世界を取り戻して以降の物語。『駅』は大地上と星々の中継ステーションとして、過去に失われていた他惑星との通行の要衝としての役目を取り戻しているのだが、それでも先史時代の華やかな頃には及ばない。たまに外宇宙よりの旅人が立ち寄ったりするものの、大地上の人びとの科学力、技術力ではまだ外宇宙まで至るには及ばず、せっかく拓けたはずの星々の道がこのままでは先細りになりかねない。微妙に停滞の風がまた立ち籠めつつある中、ある時駅に、誰もが忘れ去っていた(というよりその存在を知る者とてなかった)『過去の遺物』を携えた、すれっからしの女航宙士が降り立つ……。 「ふふぅん、イイ感じにしっけた呑み屋だな。どいつもこいつも浮かねえ面しやがってるのも気に入った」 キャラクター紹介
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